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【アートシンキング座談会レポート】
詩人・三浦祥敬氏と考えるアートシンキング

バンタンテックフォードアカデミーにて、大人気授業「アートシンキング」が7月14日に開催されました。
夏休み前、最後の特別授業の講師は、インデペンデント・リサーチャーの三浦祥敬さん。

今回はZoomを通して、三浦さんの「自然と心のうつろい」をテーマにお話いただきました。
新型コロナウイルスの影響で人々の生活が変化している今、詩作を通した生き方や仏教思想や自然についての話は多くの気づきを生徒たちに与えたようです。

講師紹介

特別講師:三浦祥敬
1991年佐賀のお寺に生まれる。
京都大学総合人間学部卒業。詩人。
作品制作やイベント・プログラムデザインなどを行いながら、持続可能な世界へのトランジション(移り変わり)、文化のあり方を思索・提示するインデペンデント・リサーチャーとして活動。
「こうあるべき」という義務ではなく、「自分自身が願うこと」をベースにしながら生きていく人たちが増えて欲しいという想いをもちながら活動。

講師作品紹介

「言霊のレストラン」

現在開催中の哲学ラーニングプログラム「Time Travel」

自然と心のうつろい

三浦さんは、2019年5月に「トランジション 何があっても生きていける方法(春秋社)」を出版しました。
まったく先の読めない劇的な外的変化に翻弄されて、内的なトランジション(私たち一人一人の内面の変化のこと)が思うように進まない時、私たちは自分の心が置き去りにされるような不安を抱えてしまうことがあります。

「どうすれば、苦しみを緩和し、心を健やかに生きていくことができるか」

この本は、その問いを模索する対話の中で生まれたものです。
僧侶の松本紹圭さんとの対話の中に、先人の方々が受け継いできた思想や実践からの教えが散りばめられています。

「お寺は入りにくいですか?」

お寺出身の三浦さんからの問いかけ。

生徒「お寺にフラッと立ち寄ろうという気にはならないです」「近くにあるけど行く動機がない」

三浦さんは、お寺に人が寄りつかなくなった背景を説明してくれました。
その一方で、仏教思想の蓄積には、私たちが変化の時代を生きていく際に参考になる点がたくさんあると言います。

コロナ禍で自分の家にいながら、自然に触れる時間をつくるために散歩したり、植物を育て始めたりした方々もいらっしゃるのではないでしょうか?

三浦さんは、日本の仏教思想の考えの背景には、自然への畏怖や自然と調和した暮らしがあったということに触れながら、

「改めて自然環境との関わりを取り直すことで、私たちの心のあり方もより自然なあり方に近づく」

とお話されました。
会の後半には、三浦さんが自然と心のあり方について模索される中で実施してきた「よみびとしらず」というアート活動や、コロナ禍で始めた詩作の話を伺った後、皆で詩を作ってみる時間を過ごしました。

まず、三浦さんの呼びかけで、名前を「よみびとしらず」に。

その後、うつろうことを体験するために、自然と一体となれるようなメディテーション(瞑想)を体験しました。

「自分の心がうつろっていく場所でどういう景色に出会えるのか」
「自分の素直な気持ちを大事にしていこう」

そんな言葉が印象的でした。

自分の道を探していく世の中。一つの型にはまることなく、心が求めることを大事にしながら変化し続ける人生を歩む三浦さん。

「威圧的な人が嫌いで、恐怖で泣き出しそうになるのですが、どうしたら克服できますか?」

そんな質問に、

「自分も克服しきれない。自分が感じた恐怖を一気に向き合うのは大変で、歩んでいる中で少しずつ。言い出しにくいことを詩に出すこともいいかもしれないですね」
と回答されました。

ちなみに、詩作を始めたのは、5月からとのことで、現在、詩の数は155編になるそうです。
詩を書くことが、自分の心の動きを感じるためのいいきっかけになっていると言います。

講義の最後を

「それぞれの場所で、自分の心、地球を感じる時間を過ごしていってほしい」

と締めくくっていただきました。

森羅万象。

すべてはつながっていると解釈しました。
この講義によって、「どう生きるか」ということを、今一度よく考えてみたいと真摯な気持ちになれました。

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